2011年5月8日日曜日

ドロボーさん、ごめんなさい。

桜も散り始め、若葉の季節になり始めた。春爛漫である。

暇なときには早朝に庭を散策するのが好きである。楽しみにしていたタラの芽がいよいよ膨らみ始め、今日明日に天ぷらにでも・・・あれ、ない、先っぽがそっくりない。やられた。噂には聞いていたが、山菜ドロボーにやられた。

                    ※ ドロボーの利き足は右だ!


ここは避暑地で入り口には樹木等の採取は「窃盗罪」である旨看板により明示されている。

次の日の朝もやられた。ちゃんと採取の頃合いを知っていて来るようである。それでも初日はまだ道路際であった。二日目は完全に庭に侵入しての犯行である。

タラはここでは「ヨタ」と呼ばれるらしい。「与太」のことであろう。しかしてその意味は「ならず者」である。生命力が強く、切っても翌年芽を出す。山菜の王様のイメージとはほど遠いのである。

一昨年引っ越してきたときは、それでも珍しくて、敷地内にあるタラを切らずにおいた。それでいながら他の雑木などは切ったので日当たりがよくなり、やたら増え始めた。

これに散歩偵察を抜かりなく行なっていたドロボーが目をつけたのだろう。生物多様性の原理に則り、人の価値観も多様である。人の庭から盗んだ山菜の王、タラの芽がひとしお美味しく思う人もいるのだろう、このあたりには。

追加 在、不在に限らず敷地に断りもなく見知らぬ人が侵入するのはイヤなので、タラはすべて根元から切ってしまいました。ドロボーさん、あなたの窃盗の楽しみを奪ってしまいました。ごめんさい。 

0 件のコメント:

コメントを投稿